数年、鉢植えしていたブルーベリーを、庭に植えることにします。
ご承知のように、ブルーベリーは、
同じ系統の多品種の花粉で結実する性質がありますし、
味覚の確認などもしたかったので、鉢植えしていたのです。
その結果、参考資料と参考資料『ブルーベリーの作業便利帳』などを
見ながら次のような栽培計画を立てました。
現在鉢植している品種の特性を調べたところ、下記のことがわかりました。
今後ブルーベリーの栽培を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
≪北部ハイブッシュブルーベリー≫
品種名/形 | 収穫はじめ/備考 | 果重(g) | 特性 |
アーリーブルー/中 | 6月上旬/芳香 | 2.0 | |
デューク/小 | 6月上旬 | 1.7 | 直立 |
スパルタン | 6月上旬/新鞘の発生が少ない | 2.7 | 直立 |
チャンドラー/大果 | 6月中旬/ 新鞘の発生が少ない | 3.0 | 開帳 |
ダロウ/大果 | 6月下旬/生食に適する | 2.5 | 開帳 |
≪ラビットアイブルーベリー≫
品種名/形 | 収穫はじめ/備考 | 果重(g) | 特性 |
ウッダード | 7月上旬/結実不安定な傾向 | 1.9 | 開帳 |
ホームベル | 7月中旬/豊産・ 甘味・食味良好 | 1.4 | 開帳 |
ティフブルー | 7月中旬/ 豊産・甘味・食味良好 | 1.9 | 直立 |
西先生のお宅では、北部ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーを 各3株ずつ植栽することとします。
北部ハイブッシュブルーベリーでは、
スパルタン、チャンドラー、ダロウを、
ラビットアイブルーベリーでは、
ウッダード、ホームベル、ティフブルーを選びました。
理由としては、大果と食味良好に引かれたからです。
それに狭い庭ですから、樹形の違いをうまく組み合わせて、
効率的な栽培を試みたいからです。
さて、植栽の段取りですが、あれこれ考えているうちに、下の写真のように花が咲きました。
開花時は、あまり乱暴な扱いは禁物です。
それにこのまま そうっと育ててやれば、順調に収穫できるというのも魅力です。
そのため、いまできる作業を行い、収穫の終わった秋に植え付けることにします。
【枯れ枝の剪定】
古い枝は剪定しておきましょう。
【摘花・摘果】
植物の負担になるため、特に貧弱な枝には結実をさせないようにします。
そのため摘花・摘果作業をしておきましょう。
【誘引】
徒長している枝がある場合は、誘引作業を行います。
剪定作業では貯蔵用分が失われてしまうため、枯れ枝以外は誘引がおすすめ。
弱い枝は上に向けて誘引します。
支柱を立てて、誘引作業を行いました。
また、プランターにて育てている場合は、下方の枝を大切にしたいものです。
植物に負担をかけないよう、下方の枝には結実しないように留意し、
上部の枝に結実をさせて、勢いを抑えましょう。
これにて、本日の作業は終了です。
おつかれさまでした!
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★今日のひとこと★
ブルーベリーの花がとってもかわいくて、ほっこり。
摘花作業では少し切なくなってしまいました。
実が熟したら、ヨーグルトに入れて食べたらおいしそう・・・なんて
思いながらの取材日でした^^