昨年までに容器に植えておいた果樹が、
実をつけ始めました。
写真はブルーベリーです。
徒長枝を下方に誘引しておいたものです。
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ブルーベリーの整姿
ブルーベリーの植付け(軽石植え)
ブルーベリー鉢の手入れ
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枝を放任しておくと一部の徒長枝に養分を
奪われて、貧弱な、特に下方の枝が
衰弱枯死しやすいものです。
誘引しておいたことで徒長が
抑制され、実もたくさんつきました。
実がつくとつい残したくなりますが、
多く果実をつけますと株が弱って
来年の収穫が期待できなくなります。
そこで、葉のついていない小枝の果実や
葉がついていても10cm以下の貧弱な枝の花や
果実は摘みとっておきます。
今日の作業そのいち「ブルーベリー」
● ● ● さあ、やってみよー! ● ● ● ● ● ●
まずは枝をぱちん!
たくさんついた下枝の実ももぎもぎ・・・
すっきりしました☆
下枝は栄養が行き届きにくい場所なので、
すぐに栄養失調になってしまいます
鉢植え栽培の場合、上枝が伸びすぎているときは
すぐに剪定してやるようにしましょう。
こうすると残った果実が大きく美味に育ちますし、
収穫時期も揃ってくることが知られています。
なお今回は油断していて結実しているのを
見逃し、摘果が遅れたことは失敗です
できたら花の時期に摘花してやりたいところです。
また、鉢植え栽培・盆栽などで小型に仕上げたいときは
枝をいかに小さくまとめていくかが重要になります。
そういう時は、なでなで・・・
葉や枝を触ってあげましょう。
植物は触れられることでストレスを感じ、
結果、生長を抑制することになります
もう一つの作業は施肥です。
写真のように、葉色が黄味を帯びています。
これは栄養不良とみてよいでしょう。
せっかく結実しても栄養失調になっては
果実を養うことはできません。
早速施肥をしてやりたいのですが、
鶏糞や油粕などの肥料は遅効性なので、
市販の液体肥料をまず与えましょう。
この際注意したいのは、
肥料の濃度と施肥量です。
この株のようにこちらのミスで肥料不足にした
ような場合は、つい多く与えてしまいがちです。
必ず薄い液肥を水やりを兼ねて毎週与える、
というくらいの心積りが安全です
元々、ブルーベリーは浅根性なので、
これからの高温乾燥期には注意が必要です。
それに花芽分化期を迎えますので、
乾燥で落葉させるなど強いショックを
与えないようにしましょう。
ブルーベリーの作業は以上になります。
本日はもう一つお手入れしてみます。
今日の作業そのに「ビックリグミ」
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果樹盆栽づくり ~グミ~
果樹盆栽づくり ~グミの植付~
グミの剪定
鉢植えグミの剪定
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友人から「ビックリグミ」ということで
いただいたものです。
日本に自生する「ナツグミ」の変種で、
特に果実の大きいものは「ダイオウグミ」
とされ別名が「ビックリグミ」となっています。
果実が大きいだけに鈴なりにはなりにくいの
ですが、夏に熟しとても美味しい種類です。
こちらのグミ、2011年から育ててきましたが、
はじめて実をつけました。
果実がついた時には、どのような所に
結実しているかよく観察しておきましょう。
さあやってみましょう!
写真のように、昨年しっかり伸びた枝から
今春に伸び出した新梢についていることがわかります。
来年もぜひ結実させるには、
今年の秋までに徒長せず充実した結果母枝を
作っておいてやることが必要です。
もしも徒長枝が出るようであれば摘芯を
してやります。
露地植えと違い、あまり強い徒長枝が
生じた時は、梅雨あけまでに枝を下方に
曲げておきましょう。
鉢と株を固定させていた縄をほどき、誘引作業です。
誘引の強さはゆるく枝がしなる程度でOKです。
今回はすこし伸びているな、と感じた
写真むかって右側の3本の枝を誘引しました。
鉢にくくりつけて土台にしていた縄がすぐほどけてしまうので、
左側の枝に結ぶことで固定しました。
なお夏から秋は花芽分化の季節です。
栄養生長を抑制するために施肥は控えましょう。
さて、果樹に実がつきだすと、それを狙って
やってくるのが鳥たちです。
先生のお庭では鳥対策として、
聴かなくなったCDをぶらさげていました。
こちら効果てきめんで、鳥がめっきり減りました。
しかし鳥がいないとやってくるのが害虫たち。
害虫対策もしっかりしておきましょう。
以上で本日の作業は以上です。
お疲れ様でした
『 ブルーベリーの整姿 』に適した刃物
今回、小枝の剪定に使用したのはアルスヌーボーロングアームです。
テコの原理を活かしたロングリーチグリップで、
刃先でのパワフルなカットが可能です。
盆栽のお手入れに最適です
ホビー・手芸ではエコクラフトにとっても便利です
アルスヌーボーロングアーム
★★★今日のひとこと★★★
とうとう関西も梅雨入りしましたね
あっという間に気温も高くなり、春はどこへ???と
名残惜しい2号です。
最近の先生は俄然園芸への熱意が高まっておられるようで、
取材に行くたびにこちらまでやらねば~~~!という気持ちになります。
今回は長年育ててきた果樹のお世話でしたが、
そのうちニューフェイスがお目見えするかもしれません
お楽しみに