【剪定の解説付き】果樹苗の植え付けをしよう
公開日:2017年4月14日
だんだんと暖かくなり、外での作業も気持ちの良い季節となりました。本日は、お庭に果樹苗を植える際のポイントをご紹介いたします。
苗木選びのポイント
①枝葉の節間が詰まっている
ゆっくりと健全に育った苗の特長です。
②枝や幹に穴や傷がない
穴や傷があると、害虫の被害にあっているかもしれません・・・!
③枝葉が多く下枝もある
苗木生産場所で密植されず、下枝まで日光が当っていた証です。
④根鉢がしっかりとしている
根と土がかたまりになったものを根鉢といいます。成長に欠かせない根が充実していると、根鉢がしっかりとしています。上記の4点をチェックして、健康な苗木を選んでくださいね。
また、下のイラストのように根鉢がビニールポットとゴムバンドで縛られているような苗木は、根鉢ができていない可能性があります。注意してください。
苗の植え付け
植え穴は根鉢の巾と高さ、それぞれの2倍としてください。また、植え穴には2割のバーク堆肥(土壌改良剤)を混ぜる。
バーク堆肥を混ぜるメリット
・保水性が高まる
・保肥性が高まる
・苗の成長が良くなる
・長期的に土の柔らかさが保たれる
また、風の強いところでは支柱を設置します。支柱は一年後に外すようにしましょう。
排水の悪い場所では、高植えにしましょう。
苗木植え付け直後の剪定
①混み合った枝を剪定する理由
成長に伴い枝葉が多くなって風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなります。
②逆さ枝を剪定する理由
日光も当たりにくい上、地面に枝葉が接する可能性があります。
③地際の枝を剪定する理由
地際の枝葉に養分を吸収され、上部の枝葉の成長が悪くなってしまいます。また、剪定する枝は根元で切るようにしてください。
良い剪定位置
剪定枝が残っていないので、切り口がふさがり、腐朽菌などが入りにくいです。
悪い剪定位置
残った枝が邪魔で、切り口がふさがりません。
みなさんも、お好きな苗木を選んで、楽しい春のスタートにしてくださいね。
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