今回は、昨年末に引き続き生垣剪定の際に使う「電動バリカン」の上手な使い方をご紹介いたします。
(1)準備
まず、生垣の枝の太さはまちまちですので、目安として直径6mm以上の枝は、あらかじめ剪定鋏でカットしておきます。
こうすることによって、バリカンの剪定作業をスムーズにするだけでなく、噛み込み停止を避けて、動力部の不用意な故障を防ぐことができます。
(2)平面
次に、生垣の平面を美しく刈り込むには、刃先を刈り込む方向に少し下げて、進行方向に動かすと、うまく刈り込めます。
刈り込む速さは、1mの幅を3~4秒で動かすときれいに刈れます。
(3)側面
そして、生垣の側面を刈り込む時は、下から上に向かって刈り込むとスムーズにできます。
(4)高さ
生垣を一定の高さに刈り揃えるには、糸やヒモを張って、それを目安にして刈り込んでください。
慣れてくると、直線的な面だけでなく曲面の刈込みもできるようになりますが、刈込み過ぎると元に戻せませんので、最初は少しずつ刈込みながら、全体のバランスを確認するのが失敗しないコツです。
昨年末の記事で紹介しました生垣刈込みのデザイン例(ハート型)で言いますと、写真のような基本線を基準に刈込みを進めます。
生垣の下生えの刈込みは、刃に石や砂を噛み込みやすいので注意してください。
刃の寿命を縮める原因になります。