大阪堺の刃物メーカー・アルスのマスコット“アルスケ”を、紹介します。
明治9年創業の、大阪堺の総合刃物メーカー・アルスコーポレーションには、真っ赤なワニのマスコットキャラクターがいます。その名は“アルスケ”。
アルスケは、2014年、アルスの法人設立50周年を記念して誕生しました。
※創業年は1876(明治9)年、「アルス刃物製造株式会社」として法人設立したのが1964(昭和39)年です。ちなみに「アルスコーポレーション株式会社」に社名変更したのは1992(平成4)年です。(ややこしくてスミマセン…!)
刃物メーカーのキャラクター、なんでワニ?
アルスケには元となるデザインがあります。それが、こちら。
そう、アルスコーポレーションのロゴ「アルスワニマーク」です。もしかしたらアルスの刃物や商品パッケージでご覧になったことがあるかもしれません。 こちらは1965(昭和40)年に制定されました。
レトロ感が逆におしゃれな80年代のカタログ。アルスワニマークがあしらわれています。
こちらの「アルスワニマーク」、実は刃物をモチーフにしています。
口は開いた剪定ハサミ。背中はノコギリ刃のギザギザなんです。
ごくまれにモチーフの存在に気づかれるお客様がいらっしゃり、鋭い洞察眼におどろきます。
このアルスワニマークによって、農家さんや園芸家さんの間では「ワニのマークの刃物」として親しまれてきたアルス。このロゴマークをマスコットキャラクター化したものが、“アルスケ”だったのです。
どうしてこんなに赤いの?
ワニの姿はよいとして、なぜこんなに赤色なのか。それは、アルスのコーポレートカラーが赤色だから。私たちはこの赤色を”アルスレッド”と呼び、多くの農園芸向け製品のグリップ(=持ち手)などに採用しています。
野菜や果樹を育てる農家さんの作業場は、もちろん緑がいっぱいの畑。忙しく作業をしているとうっかり道具を落としてしまうこともあります。そんな時、みどりの中で赤色はとても目立つので、見つけやすいのです。
少しでも作業時の負担を減らしたい。そんな思いでアルスはコーポレートカラーに赤色を選び、アルスケも真っ赤なワニになりました。
アルスケのプロフィール
折れず、曲がらず、硬くて靭(じん)性のある鋼をめざして、日々焼き入れ(熱処理)の炉を見つめるうちに”アルスレッド”に染まった赤いワニ。堺生まれの堺育ち、生粋の堺っ子です。
好きな食べ物は堺名物のけし餅で、趣味は茶の湯とガーデニング(毛虫は大嫌い!)。性格は温厚ですが、意外に頑固で粘り強いところがあります。究極の刃物を創り出すため、日々研究を怠りません。ガーデニングの困りごとには反応せずにいられない、園芸好きです。
こちらは創業140周年記念のムービー。
アルスケの大好きな、堺名物の”けし餅”。
堺の実家では、家庭菜園やDIYを楽しんでいます。
更に最近は、Twitterで堺のお天気をお伝えしたり、Instagramでガーデニングの準備をしたり(段ボールコンポストで土づくり)と大忙しのアルスケ。
そして、2020年3月からは、いつもお世話になっているガーデニング研究家の“はたさん”と、新企画を始めます。その名も『アルスケとはたさんのチョキチョキライフ ベランダでキッチンガーデン』!
“チョキチョキライフ”には、いろいろなものを「切る(=チョキチョキ)」を楽しむ生活、という意味を込めています。園芸のみならず、お花のアレンジやアクセサリー作り、手芸やDIYなどについてもご紹介できたらな、と考えています。
皆さまの豊かなチョキチョキライフをサポートすべく、アルスケは頑張ります!
どうぞ、アルスケとアルスコーポレーションを、よろしくお願いいたします。
2020年3月 アルススタッフ
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