【無農薬レモンを育てよう】地植えの方法と寒肥の与え方
公開日:2017年12月15日
こんにちは!ガーデニング研究家の畑です!
12月に入り、寒さが本格的になってきましたね。我が家のレモンも緑色から黄色になり、収穫の時期を迎えました。また、畑のハクサイやネギなどは、朝晩の寒さにあたって、甘みが増すせいか
日に日においしくなってきています。さて、今回のテーマであるレモンですが、家庭果樹の中でも、僕がオススメする果樹です。今回は、ご家庭でレモンを育てる上でのポイントをご紹介します。
目次
3-1.レモンの収穫(12月)
3-2.寒肥をあげよう(2月)
そもそもレモンってどういう食べ物?
原産地は?
ヒマラヤ東部原産のレモン。柑橘類の中では四季咲き性の強い品種で、鉢植え・露地植えのいずれでも栽培できます。主に酸味や香りを楽しむ、香酸柑橘類の一種です。
主な栄養は?
柑橘類はビタミンCを豊富に含み、酸味の強いものほど含有量が多い傾向にあります。そのため、レモンは大量のビタミンCを含んでいると思われがちですが、実際にはグレープフルーツやユズなど、レモンよりもビタミンC含有量の多い食品があります。俗に言う「レモン1個分のビタミンC」は20mgとして制定されています。
<ビタミンC>
ビタミンCには、からだの抵抗力を高めたり、肌トラブルを予防するはたらきがあります。
また、鉄分の吸収をよくする効果もあるとされています。
<クエン酸>
レモンの酸っぱさのもと、クエン酸。
クエン酸はつづけて摂取することで、運動後の疲労感を軽減させたり、疲労回復に効果があるといわれています。
ビタミンC同様、レモンに含まれるクエン酸の含有量は果物の中でも、トップレベルを誇ります。
家庭果樹にレモンをオススメする理由
家庭果樹の中でレモンをオススメする理由は、3つあります。
無農薬管理しやすい
アゲハチョウの幼虫だけは注意する必要がありますが、その他病害虫が少ないので、無農薬でも育てやすい果樹です。ご自宅で育てた無農薬のレモンだと、安心して自宅でもレモンチューハイやホットレモンティ0を楽しむことができますね。
鳥に食べられない
レモンは柑橘類の中でも酸が強いので、実が熟しても鳥が食べません。防鳥ネットが不要なのも、大変助かります。
必要分だけ収穫できる
レモンは実が熟しても枝に付いたままで、落下しません。必要なときに、必要なだけ収穫できるのも嬉しいポイント!
レモンを育ててみよう
レモンの収穫(12月)
庭のレモンの実は、最初は緑色だったものも、12月には黄色くなって、目立っています。レモンらしい黄色になってきたら、収穫しましょう。
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寒肥をあげよう(2月)
2月になったら寒肥(かんごえ)を与えます。我が家ではじっくり長く効く、粉状の醗酵油かすをバーク堆肥と混ぜて与えます。枝先の真下に深さ15cm程度の穴を掘って、寒肥を2握り入れ、埋め戻します。寒肥はバーク堆肥と粉状醗酵油かすを1:1に混ぜたものです。
最後にバーク堆肥で厚さ5cmほど地面を覆います。株元は覆わないように注意してください。株元をバーク堆肥で覆うと、株元から幹の中に虫が入りやすくなってしまいます。
水やりに心くばりを!(4月~)
春になると新葉などを展開するため、水が必要となります。4月以降に水分不足が起こると、実がカスカスになるので、地面が乾くようなら水やりをしっかりと行ってください。たっぷりと水やりをすれば、残った実もフレッシュさを保てます。
いかがでしたか?
冒頭でもご紹介しました通りレモンはユズなどの柑橘系とは違い、熟しても枝から落下しにくいので、食べる分だけ収穫して楽しめます。つまり、収穫時期が長いんです。12月~5月まで収穫できます。品種に迷われた際は、「リスボンレモン」や「マイヤーレモン」がオススメです。
リスボンレモンは、日本のスーパーでよく見かけるメジャーな品種。マイヤーレモンは、量産性かつコンパクトな栽培ができる品種です。また、黄色く色づく前の緑色の状態(グリーンレモンと呼ばれます)でも、果汁は使用することができます。黄色いレモンに比べて爽やかな香りと酸味を楽しむことができますよ。
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