【キャベツを育てよう】栄養価と栽培方法について
公開日:2017年12月27日
こんにちは。ガーデニング研究家の畑です。
12月最後の記事となりました。今年最後のテーマは「キャベツ」です。キャベツは野菜炒めやお好み焼きはもちろん、生野菜として食べる方法もオススメです。
特に寒い時期のキャベツは甘みが増しておいしくなります。また、我が家の田んぼでは足踏み脱穀機による人力脱穀作業が終わり、モチ米も無事に収穫出来ました。毎年年末に杵と臼でつくお餅は最高の味です。もちろん鏡餅も自分で作ります。
それでは今回はキャベツの収穫についてご紹介。今の時期のキャベツは大きく分けて3つの姿がありますので、1つずつ対処方法をご紹介いたします!
目次
2-1.春キャベツ用の株
2-2.苗の定植が少し遅れたもの/成長があまり良くなかったもの
2-3.結球したキャベツ
そもそもキャベツってどういう食べ物?
原産地は?
ヨーロッパの地中海、大西洋の沿岸が原産地のキャベツ。当時は野菜より薬草として用いられ、古代ギリシャ・古代ローマでは胃腸の調子を整える健康食として、使用されていたと言われています。
主な栄養は?
キャベツは、ビタミンCおよびビタミンUを多く含む野菜です。
<ビタミンC>
ビタミンCには、からだの抵抗力を高めたり、肌トラブルを予防するはたらきがあります。また、鉄分の吸収をよくする効果もあるとされています。
<ビタミンU>
ビタミンUはキャベツから発見されたビタミン様物質で、キャベジンとも呼ばれます。こちらの方が、耳馴染みのある言葉かもしれませんね。効果としては、胃酸の分泌抑制、胃粘膜の新陳代謝の促進など。
そのため、胃潰瘍や胃炎などの回復に効果が認められています。
タイプ別キャベツの対処方法
春キャベツ用の株
10月~11月に定植した苗は、寒さのため一旦成長するのを休んでいるようですが、この時期に根をしっかり張って、春に備えています。1カ月に1回程度、粉状の醗酵油かすを株元に撒き、その上からバーク堆肥を被せてください。
苗の定植が少し遅れたもの/成長があまり良くなかったもの
春キャベツ用の株と同じように粉状の醗酵油かすとバーク堆肥を与え、ビニールトンネルをかけると、寒い冬でも成長します。乾燥するようなら、日中にビニールを外し、水やりをしてください。結球したらビニールを外します。
結球したキャベツ
収穫する時は茎が固いので、フローリストナイフなどを使用してください。
ここで、今回のポイントです。キャベツは寒さに強い植物ですが、霜が降りると葉が痛んでしまいます。ただ、寒さにあたる方が甘さは増すので、我が家では秋から付けておいた防虫ネットを外さず、そのままにしておきます。
防虫ネットなら寒さに程よく当たりますし、霜よけにもなります。また日光も遮らないので便利です。防虫ネットには、おなじみのクラフトチョキがオススメですよ。
本年度もご愛読ありがとうございました。来年度も引き続き、野菜や果樹の情報をお伝えしていきます。寒い日が続きますが、くれぐれもご自愛の上、皆さま、よいお年をお迎えください。
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