【春に向けての準備】オススメの寒肥のやり方
公開日:2018年2月15日
こんにちは!ガーデニング研究家の畑です!
まだまだ、寒い日が続きますね。我が家では毎朝、庭に置いている石臼の水に分厚い氷が張っています。これでは我が家を訪れる野鳥たちが水を飲めないので、氷を割るのが僕の日課になっています。
寒い日が続くと庭仕事もおっくうになりますが、寒い時期の肥料やりが、庭木や果樹にとっては大切なのです。今回は、春の開花や新緑の準備にもなる、寒肥(かんごえ)の与え方について説明します。
目次
準備するもの
今回の作業においては、以下のものを準備してください。
- 粉状の醗酵油かす
- 完熟バーク堆肥
- バケツ
- 移植ゴテ
- ホウキ
- ハサミ(クラフトチョキ)・・・袋を開けるときに使います
寒肥の簡単なやり方
まずは、簡単なやり方からご紹介します!枝葉の茂っている範囲に
粉状の醗酵油かすを、1㎡に3握りバラ撒きます。その後、粉状の醗酵油かすを撒いた部分に、厚さ3㎝の完熟バーク堆肥を被せます。寒肥を与える際、下枝がジャマな場合は、剪定鋏で切り落としてください。
ポイント
株元にはバーク堆肥は与えません。与えると蒸れて病害虫が発生しやすくなります。
寄せ植えへの寒肥のやり方
寄せ植えの上から、粉状の醗酵油かすを1㎡に3握りバラ撒きます。
葉に着いた粉状の醗酵油かすを、ほうきなどで払い落とします。
ひと手間かける寒肥のやり方
枝先の真下に15cm×15cm×深さ15cmの穴を、移植ゴテを使って30cmピッチで掘ります。
粉状の醗酵油かす:完熟バーク堆肥=1:1をバケツに入れ、良くかき混ぜます。・・・①
1穴に一握りの①を入れ、穴の中の土と混ぜ合わせます。こうすることによって、その庭の土壌微生物の①の分解が促進され、寒肥が根に吸収されやすくなります。最後に、枝葉の茂っている範囲に、厚さ3cmの完熟バーク堆肥を敷き詰めます。
ポイント
株元にはバーク堆肥は与えません。与えると蒸れて病害虫が発生しやすくなります。すこし手間はかかりますが、寒肥がしっかり根に吸収されるため、おすすめの方法です。
<今回の作業にオススメの道具をご紹介>
醗酵油かすやバーク堆肥の袋を開けるときにはクラフトチョキを使いました。これまでの記事にもたくさん登場していますが、ヒモや茎のカットにも使えて、1丁あると便利です。
また、寒肥を与える際にジャマになる下枝は剪定鋏で切り落とすのも手。ブイエスシリーズは手の大きさに合わせて、S・M・Lの3つのサイズ展開があり、切れ味も良いです。
寒肥は、植物にとって春への成長源となる大切な作業です。ぜひ行ってみてくださいね。
《様々な作業にオススメ・クラフトチョキ》
クラフトチョキは、ビニール製品のカット、お花の茎のカットにとても向いています。刃先がシャキッと切れ、軽く、握りやすいのが特徴です。
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