ローズマリーを挿し木で増やす方法
最終更新:2020年12月15日
こんにちは、ガーデニング研究家の畑です!
今回紹介するローズマリーは、地中海沿岸に広く分布するシソ科の植物です。集中力や血行促進、精神安定の効能があるとされ、私たちにも馴染みのある植物ではないでしょうか。
そんなローズマリーですが、常緑性の低木です。ハーブと言えば草のイメージがありますが、ローズマリーは樹木の仲間です。寒さにも強いので、私の住んでいる奈良でも越冬可能です。
今回はローズマリーの2つのタイプ、プレゼントにもピッタリな挿し木での増やし方についてご紹介します。
目次
準備するもの
今回の作業においては、以下のものを準備してください。
- ローズマリーの苗
- プランターもしくは鉢
- ビニールポット
- バーミキュライト(※)
- 園芸用ハサミ
※バーミキュライト…高温加熱された無菌状態の土。通気性に富み、水分保持に優れています。ホームセンターなどで手に入れることができます。
ローズマリーの2つのタイプ
ローズマリーには、2つのタイプがあります。ひとつは「立ち性タイプ」。もう一つは「ほふく性タイプ」です。
立ち性タイプ
立ち性タイプは茎が上に向かって垂直もしくは扇形に伸びていくタイプです。
ほふく性タイプ
一方、ほふく性タイプは漢字にすると ”匍匐性”とあらわされます。匍匐と「腹ばいになること。はうこと」。その名の通り、上には伸びず、地面をはうように伸びていきます。立ち性タイプよりも育ちやすいので、オススメですよ。
ローズマリーのおすすめの楽しみ方
ハーブは全般的に旺盛なので、地植えすると繁茂して困ることがあります。そのような時には、プランターや鉢植えで楽しむ方法がオススメです。
素焼きの鉢植えなら、鉢を半分土に埋め込みます。根が自由に張れないので、成長が抑制されます。また、地面からの湿度で急激な乾燥がありません。
我が家では石垣の隙間にローズマリーを植え付けています。
挿し木で増やしてみよう
ローズマリーは香りもよく、お肉・お魚料理など万能に使えることからプレゼントにもオススメです。挿し木の時期は、6月~7月の梅雨時が最適です。ローズマリーに限らず湿度が高い方が、葉からの蒸散が抑えられ挿し苗の負担が少なくなります。
挿し木の増やし方
まず枝先を5cmほどの長さで切ります。ナナメに切ることで、切断面が広くなり発根率が高くなります。使うハサミはクラフトチョキがオススメですよ!
続いて下葉を取り除きます。下葉を残したままだと土に埋まるので腐ってしまい、発根の障害になります。
ビニールポットにバーミキュライトを入れ、2cm程度の深さで挿し木します。
軒下などの明るい日陰に置いて、乾燥させないように水やりをします。3~4週間すると発根して定植できるようになります。
ローズマリーの花言葉は「誠実」「思い出」「変わらぬ愛」。プレゼントにこっそりと思いを込めるのも素敵かも知れません。
《今回の作業にオススメ・クラフトチョキ》
クラフトチョキは、ビニール製品のカット、お花の茎のカットにとても向いています。刃先がシャキッと切れ、軽く、握りやすいのが特徴です。
\ お求めは園芸店、ホームセンター、各インターネットショップなどで /
左からEG-330H-W(=FW-330H-W)、 FW-330H-P、 FW-330H-Y、 FW-330H-V、 FW-330H-G、 KG-330H-BK
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いかがでしたでしょうか?
先にも紹介しましたが、ローズマリーの香りは、記憶や集中力を高めるとともに、憂鬱な気分を和らげてくれる効果があるとされています。
梅雨のじめじめとした日が続き、気分がいまいち上がらないな~というときは、ローズマリーの力を借りてみるのも、ひとつかも知れませんね。