初心者でも簡単!落ち葉を利用した堆肥の作り方
公開日:2018年12月18日 更新日:2020年12月20日
お庭の落ち葉をゴミと思わず、堆肥という宝物に変身させませんか? 堆肥は土の中の微生物の働きを良くするだけではなく、土の保水性、保肥性、排水性が高まるので、植物が健全に育つ環境が整います。今回は、そんな落ち葉の堆肥づくりについてお伝えします。家庭でできる簡単な方法です。是非挑戦してみてください!
目次
用意するもの
・落ち葉
・木枠
・ 油粕を混ぜた庭の土
堆肥化しやすい落ち葉は?
早速落ち葉を集めましょう! と言いたいところですが、葉の種類によって堆肥化しやすさに違いがあるので注意しましょう。広葉樹の葉は堆肥化しやすいですが、針葉樹やイチョウの葉は堆肥化しにくいので、はじめてトライされる方は、広葉樹がおススメです。
針葉樹は分解のスピードが遅いので、両方を堆肥化したい場合、広葉樹と針葉樹は分けて行ってください。
木枠で堆肥置場を用意しましょう
庭の大きさや落ち葉の量に合わせて、木枠で簡易の堆肥置き場を作ります。木枠を作る時は、底板を作る必要はありません。
大工用ノコギリのピーメタル細目がおススメです。
堆肥の作り方
① 木枠に落ち葉を入れながら踏み、時々、全体に水を撒きます。
② 落ち葉を約10cm積んだら、油粕を混ぜた庭の土を約3~4cm被せ、全体に水を撒きます。
①②の工程を繰り返し、最後にジョウロで全体的に水を撒きます。
続いて、堆肥置き場に雨が入らないようにシートで覆い、3ヶ月以上熟成させます。時々シートを取って、乾いているようなら全体に水を掛けましょう。
さらに熟成させると、堆肥完成
3ヶ月以上堆肥置き場で熟成させた堆肥を大きなプランター等に移して、さらに熟成させます。堆肥置き場の横に同じ木枠を作って、そこに移しても良いです。
この時は層状に積み上げる必要はありません。乾くようなら水やりをします。
シートなどを使って雨が掛からないようにして、2~3週間に1回掻き混ぜます。
落ち葉の原形がなくなったら、堆肥として使ってください。
はいてもはいても片付くことがなかった落ち葉。捨てるしか考えていなかった…
ゴミも出ないし、再利用ができて地球環境にとっても良いし、一石二鳥~!
堆肥置場作りにオススメの道具
今回の作業には、大工用折込鋸ピーメタル細目 PM-21Sがおススメです。細かな目でスムーズに木材をカットできます。
お求めは園芸店、ホームセンター、各インターネットショップなどで もご購入いただけます。
いかがでしたでしょうか? いつもであれば捨ててしまう落ち葉も、工夫次第で素晴らしい堆肥に変身します! 捨ててしまう前に、ぜひ堆肥づくりに挑戦してみてくださいね。
あわせて読みたい記事
📢 公式Twitter & アルスケinstagramでキッチンガーデンの様子を更新中!
◎ガーデニングにおススメ|Gクラシックシリーズ
上品な深いグリーンの持ち手で統一された、ガーデニング向け《Gクラシック》シリーズ。ご家庭での園芸作業に便利な刃物が揃っています。お求めは全国のホームセンター・金物店・園芸用品店や各インターネットショップで。
▼アルス商品はこちらからもお求めいただけます
\ はたさんとアルスケのチョキチョキライフ /
大阪堺の刃物メーカー・アルスコーポレーションのマスコット、赤いワニの「アルスケ」と、ガーデニング研究家のはたさん(畑明宏さん)がお届けする『はたさんとアルスケのチョキチョキライフ』。2020年はとある住宅街のマンションに暮らす「花坂さん一家」がアルスケとはたさんとの出会いをきっかけに、ベランダで“キッチンガーデン”に取り組む様子を描きます。