【エゴノキやジューンベリーなど】苗木から育てる庭づくり
公開日:2019年3月18日
こんにちは、ガーデニング研究家の畑です! 家を建てた時、庭木を植えれば素敵な住まいに見えます。最初から立派に見せるためには、樹高が2mや3mの庭木を植えればいいのですが、予算的に厳しい場合、とっておきの方法があります。
それが苗木から育てる庭づくりです。苗木から育てる庭づくりは、儲けにならないので、一般の業者さんは提案しません。ただ、初期費用が大幅に節約できるのです。しかも4~5年経てば苗木で植栽した苗木が2~3mの立派な庭木になります。
目次
1.オススメな庭木の種類
落葉樹では、エゴノキ、イロハモミジ、ジューンベリーが、常緑樹では、シラカシ、ソヨゴ、クロガネモチなどがオススメです。
いくつか画像でご紹介をします。▼
5~6月になると下向きに白い花を咲かせます。鈴形のお花が可愛らしい庭木になります。
秋に色づく赤い葉が、お庭を彩ってくれます。落ち着いた雰囲気になりそうですね。
4月になると白い花を咲かせます。
シラカシはカシ類の一種で、どんぐりが生ります。秋が楽しみになる庭木のひとつです。
モチノキ科の一種で、秋には赤くて丸い実をつけるのが特長です。
ただし、雌雄異株なので、実をつけるのは雌木のみ。お庭で赤い実を楽しみたい際は、注意して選んでください。
こちらもモチノキ科の一種で、秋に真っ赤な実をつけます。ソヨゴと同じく雌雄異株なので、実をつけるのは雌木のみです。
いかがでしょうか。
お花のかたちや葉っぱの色などを参考に、イメージするお庭にあう庭木を、選んでみてくださいね。
土づくりをしよう
まず、土づくりです。苗木を植え付ける場所の土壌改良をします。直径1m、深さ30cm掘り、40リットルのバーク堆肥を混ぜ込みます。
昨年の3月の記事(「【乾燥や雑草を防ぐ!】バーク堆肥でマルチングを行おう」)でもご紹介しましたが、バークとは樹皮のことです。製材する時に剥ぎ取った樹皮の中に、有機物や土壌微生物を混ぜ、堆肥化したものをバーク堆肥と言います。
バーク堆肥は植物の栄養となることはもちろん、土を柔らかくしたり、保水力を高める効果があります。バーク堆肥は、完熟のものを使用してください。未熟なものは、ハエが発生したり、キノコが生えてしまいます。素手で触っても柔らかく、悪臭がないものを選んで購入してください。
苗木を植え付けよう
苗木を植え付けます。植え付け後は、根鉢周りを踏み固めてください。
そして、たっぷりと水やりをした後は、苗木の足元にバーク堆肥を敷き詰め、強風などで倒れてしまわないよう支柱を取り付けます。
その際の注意事項としては、株元から2~3cmにはバーク堆肥は与えないようにしてください。与えると蒸れて病害虫が発生しやすくなります。
定期的な剪定を忘れずに
毎年、混み合った枝のみ剪定します。剪定バサミはブイエスシリーズがおすすめです。4~5年後に立派な庭木になります。
<今回の作業にオススメの道具>
混み合った枝の剪定では、ブイエスシリーズを使います。
剪定の際は、枝の根元の際で切るようにしてください。根元から離れたところで剪定をしてしまうと、 そこから雑菌が入ってしまう恐れがあります。
注意してくださいね。いかがでしたでしょうか?今回は初期費用を大幅に節約できる庭づくりの方法をお伝えしました。お住まいにぴったりの苗木を選んで、素敵な住まいをつくっていきましょう。
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