チャイブの育て方!見るも食べるも楽しめる西洋ネギ“チャイブ”
公開日:2020年3月2日
こんにちは、ガーデニング研究家の畑です。
ベランダ園芸でおすすめの野菜と言えばネギですが、今回は、手のかからない上にかわいい花も咲く、オシャレな西洋ネギ”チャイブ”の育て方をご紹介します。
チャイブとは
別名は、シブレット。ヨーロッパではハーブとして、スープやポテトサラダなど様々な料理に使われています。ネギ独特のニオイがなく繊細な香りが楽しめるのが特徴。洋食はもちろん、ネギの代用として薬味にすれば和食でも活躍する、ご家庭で育てるのにピッタリな植物です。
うすピンクの小ぶりなネギボウズ!?チャイブの花、なんと食べられます
チャイブはピンク色の花を咲かせます。よく見ると小さな花が密集していて可愛らしく、小ぶりなネギボウズのよう。そのまま飾ったり、ドライフラワーにしてもオシャレです。
また、このピンク色の花を洗って乾かし、ビネガーで一週間ほど漬けこむと”チャイブビネガー”が作れます。ほんのりネギ風味のお酢は料理の幅を広げてくれ、瓶をキッチンに置いておけば美しいピンク色で目を楽しませてくれます。
それではさっそく、食用としても観賞用としてもマルチに活躍するチャイブの育て方をみていきましょう。
チャイブの育て方
①苗から育てるのがオススメ!
種からでも栽培できますが、収穫するまで時間がかかるので苗からの栽培をおすすめします。 苗の植え付け適期は4~5月。植え付けてから2か月ほどで収穫できます。チャイブの苗は、園芸店やホームセンターのハーブコーナーに置かれていることが多いです。
②プランターや鉢で育ちます!
●プランターや鉢の準備
プランターや鉢で育てる場合、深さは10cmで十分です。排水性を良くするために、鉢底が隠れる程度の鉢底石を入れ、一般的な園芸用土を入れます。さらにプランターの下にレンガなどを敷き、排水性と通気性を良くします。苗を植え付けた後、地表面にバーク堆肥(※)を敷き詰めましょう。
※バーク堆肥…樹木の皮(bark:バーク)を原料とした堆肥。
●水やり
地表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。
●追肥 (おいごえ/ついひ)
追肥(※)は、園芸店で購入できる一般的な液体肥料や固形肥料でOKです。肥料パッケージに記載されている説明書き通りに与えてください。
※追肥…植物の生育途中に与える肥料。
●病気や害虫の対策
過湿か肥料の与えすぎでアブラムシが発生することがあります。もし発生してしまったら、水で洗い流します。園芸用シャワーを当てるか、シャワーがない場合はハンドスプレーに水を入れて、強めの噴霧を連続して行うと洗い流すことができます。
▽関連記事『予防方法も!病害虫ごとの駆除方法について』
③ 収穫しよう!
暖かくなるとグングン成長します。地際から2~3cm残して刈り取ることで、次の葉が伸びてきやすくなり、繰り返し収穫できます。
チャイブの様々な楽しみ方
①まっすぐな葉と小ぶりな花は寄せ植えにも!
チャイブは葉が直線的で花も控え目なので、他の草花と一緒に寄せ植えすることもできます。 黄色のペチュニアとヘデラの組み合わせだと、立体感が出てすてきですね。
②風味を活かしてオシャレなディップに。小ネギがわりの薬味にも。
チャイブは細かく刻んでクリームチーズと混ぜ、カリッと焼いたフランスパンにディップして食べると、最高の美味しさです。また、小ネギの代わりにお味噌汁やラーメンの薬味にしてもOK。「ネギはニオイが気になって育てにくいな」という方に、本当にオススメです。
いかがでしたでしょうか。
“見て、食べて楽しめるチャイブの育て方”についてイラスト解説付きでご紹介しました。
《チャイブの作業にオススメ・クラフトチョキ》
クラフトチョキは、ビニール製品のカット、お花の茎のカットにとても向いています。刃先がシャキッと切れ、軽く、握りやすいのが特徴です。
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