高枝切りばさみの基本操作-伸縮機能の使い方
高枝鋏(高枝切りばさみ)には、高い位置の枝を剪定したり果実を収穫したりするための「伸縮(しんしゅく)機能」がついたものが多くあります。こちらではアルス製高枝切りばさみの伸縮機能の基本的な使い方について解説します。
《目次》
2.ご使用前の準備
3.伸縮機能の使い方
高枝切りばさみ・各部の名称
基本的に、伸縮式の高枝切りばさみは刃部、伸縮部、パイプ部、グリップ部で構成されています。グリップを握るとパイプの内部機構が動き、刃を開閉させる仕組みです。
※こちらはズームチョキシリーズ「エコノ採収タイプ(160ZD-3.0-3D)」です。
出荷時は、刃部には刃カバーがついています。
伸縮部はイラストのようになっています。
グリップ部はイラストのようになっています。出荷時はグリップのストッパーがかかった状態になっています。
ご使用前の準備
高枝切りばさみを使用する時は、長袖、長ズボン、手袋を着用し、エプロンなど汚れても気にならない服装をしてください。また、帽子や目元を守る保護メガネ等を適宜着用してください。
伸縮機能の使い方
|操作の流れ
①刃カバーを外す
グリップのストッパーがかかっているかを確認し、刃カバーを取り外してください。
⚠ストッパーが外れていると、刃カバーを外した拍子に刃が大きく開くことがあり危険です。
②グリップのストッパーを外す
グリップ部を握り、ストッパーを外して、ゆっくりとレバーを開いてください。レバーと連動して刃も動きますので、勢いよく開かないように注意して下さい。また、刃先の向きにも注意して下さい。
③グリップと刃を連動させる
グリップ部のレバーと刃は連動しています。伸縮式の高枝切りばさみは使用前に伸縮部内を完全に連結させる必要があります。
適切に連結できていないズームレバーは、下の写真のようにやや浮いています。
一方、きちんと連結できているズームレバーは、ジョイントケース内にしっかり収まっています。
|ズームレバーを完全に連結させる方法
使用前にグリップ部のレバーをはじくように開閉させ、内部機構を適切な状態に戻してください。
動画のように、数回はじくようにグリップ部のレバーを開閉させると内部のピンが適切に連結され、刃部とグリップ部がしっかり連動して刃を動かすことが出来るようになります。
ズームレバーが連結されジョイントケース内に収まっていく様子。
④パイプ部を伸縮させる
続いて、パイプ部の伸縮手順です。
まず、ズームレバーをジョイントケースに押し込んでください。
ズームレバーを押し込んだ状態で、パイプをずらして伸縮させてください。
丁度いい長さになったら、連結位置(穴)の手前で一度止め、ズームレバーをはなしてください。
パイプをゆっくり動かしてください。パイプが連結位置(穴)の所定の位置に入ると「カチッ」という音とともにパイプがつながります。
再度グリップ部と刃部が連動しているか、③の手順で確認してください。
💡パイプが動かないときは?
パイプが動かせないときは、ズームレバーがロックされている可能性があります。ズームレバーを解除すれば、パイプが動くようになります。
上記はアルスの高枝切りばさみ共通の伸縮手順ですが、一部商品においては操作手順が異なる場合があります。ご不明な点がありましたら下記よりお問い合わせください。
|高枝鋏の製品リスト
https://www.ars-edge.co.jp/product/list/?id=14
|お問い合わせは「刃物の病院グリーンパパへ」
操作方法や商品に関するお問い合わせは「刃物の病院グリーンパパ(お客様サービス係)」が承っております。
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