ブルーベリーは北米原産で、
我が国での栽培は昭和26年頃からだそうですが、
果実が眼にとても良いということから急速に普及し、
家庭果樹としてすっかりお馴染みの種類となっています。
系統は果樹の大きく品質が良いとされるハイブッシュ系と、
ラビットアイ系に大別されます
しかしハイブッシュ系は乾燥に弱く、
寒冷地が適地とされていることから、
関西地方ではラビットアイ系がまず普及しました。
しかし北摂の我が家で、ハイブッシュ系の品種である
「ダロウ・チャンドラー・スパルタン・デューク」を
鉢植えで栽培していますが、毎年よく結実してくれます
きっと用土に注意しているからではないかと思っています。
ブルーベリーの根は、
用土の表面に近いところから広がる性質があり、
酸性で通気性の良いところを好みます。
こうした特性は、高温で乾燥した環境には不向きなことが多いものです
ご多分にもれず、
そうしたことからハイブッシュ系は
長野県や北海道など寒冷地でよく栽培されるようになったのでしょう。
一方、ラビットアイ系が
関西地方でよく栽培されるようになったのは、
耐乾性があることからなのでしょう。
しかし最近は、関西でもハイブリッシュ系も
よく育つことが分かり、園芸店で苗木が市販されています
ブルーベリー栽培で注意することは、
同じ系統の異なる品種を同じ場所で育てること。
一株だけ栽培していると結実しにくいですが、
こうすることでお互いが交配親となり結実しやすいようです
さて、我が家の事情ですが
これまで果実が小さいことからブルーベリーは
あまり人気がありませんでした。
それが、上記のハイブッシュ系の品種を栽培するようになってから
俄然存在感が高まりました
果実の大きいことから生食に適していることと、
朝食の野菜とヨーグルトとの相性がよく、
とても美味なことが分かったことにあります。
そこで本腰を入れて栽培することになりました。
● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
まず、我が家のブルーベリーの状況をみてみます。
~徒長した夏枝の対応~
こちらの鉢植ブルーベリーですが、夏枝が徒長しています。
このままだと、勢いの強い徒長枝に養分が傾き
他の枝の生長の邪魔をしてしまう恐れがあるため、
剪定することにします。
~徒長した春枝の対応~
また、こちらの徒長枝は
春から伸びだし、現在伸びがストップしています
※写真の左から3番目が春から伸びた徒長枝
このような春からの徒長枝は、花芽をつくるため大切です。
誤って剪定しないよう、注意してくださいね。
そして本日は、新たにブルーベリーの苗を植え付けます。
植え付ける苗ですが、「R.ホームベル」と「R.ティフブルー」としました。
※R.=ラビットアイ系
先でも触れたように、
基本的にブルーベリーは、自分の花粉で実をつけることはできないため
2種類の苗を一緒に植えると効果的です
またこの際、異なる系統間(例 ハイブッシュ系×ラビットアイ系)では
受粉が起こりにくいため、同じ系統のものを用意しましょう。
今回の栽培場所ですが、台所に近いベランダとしました。
毎日新鮮な果実を収穫・賞味したかったからです
当然容器栽培となります。
容器はこれまで通気性のことを考えて植木鉢としていましたが、
これからは根詰まりをしにくいスリット鉢を用いることにしました。
次に用土ですが、
根が酸性と通気を好むことから
鹿沼土とピートモスを中心に調整することにします。
調整の目安としては、2(鹿沼土):1(ピートモス)としています。
手で切るようにして混ぜていくと、
しっかりと混ざるため、おすすめです
いよいよ、植え付けですが、
まずスリット鉢の底に粗めのパーライトを敷きます。
これは、鉢のすきま(スリット)を埋めるために行いますので、
スリットが隠れるくらいまでを目安に行ってくださいね。
パーライトを敷いた上に、先ほど調整した土を入れていきます。
そして、ブルーベリーの苗2品種を植えていきましょう
この際、苗の名前を忘れてしまわぬように
予めラベルをつくり、鉢に挿しておくと安心です。
※鉢の横側にそれぞれラベルを差し込んでいます。
最後に、上から粗めのピートモスを敷いておきます
こうすることで、強い風が吹いたときも土が吹き飛ばず、
また乾燥からも守ることができます。
ピートモスを敷いた後は、しっかりと水をやっておいてくださいね
これにて本日の作業は終わりです!
おつかれさまでした~★
『 ベランダ果樹ブルーベリー 』に適した刃物
徒長枝の剪定では、クラフトチョキを使いました◎
ソフトグリップで長時間の使用でも手が疲れにくい仕様です!
★★★今日のひとこと★★★
日差しギラギラ暑いですね。。。
「暑い」は、おそらく最近の私における
口をつく日本単語ベスト3に入っていることでしょう。。。
そして西先生のお宅にてミニトマトが熟していました。
まんまるでかわいいですね
1ついただいたのですが、
うんうん、これぞ夏の味。美味しかったです!
そして私ごとですが、先日1歳大人になりました!
夏生まれだからか・・・海が好き
夏休みに潮風浴びに行けるといいなあ・・・ともくろんでおります
次回の更新はお盆明けとなります。
みなさま、暑さにお気をつけて素敵な夏休みをお過ごしくださいね。