動物は快適な環境を求めて移動できますが、植物は根を下ろした場所から短期間に移動することはできません。それだけに神様は、植物に環境適応力を確りと与えているのでしょう。
冬季に開花したウメ「がんばれ!」
今年も厳寒期の雪や北風の中で、開花を始めています。
昨年の夏に作られた花芽は冬まで休眠し、冬の低温に反応して開花を始めているのだと、頭では理解していても、元気な花を目にしますと身につまされ、思わず「がんばれ!」と声を掛けたくなります。
しかし、やはり余りにも厳しい低温は、ウメの生活パターンを阻害します。樹体の凍傷などということに迄にはならなくても、蕾や花に障害が生じたり、果実の収穫が目的のウメの場合には、受粉(受精)が正常に行われず、満足な収穫が期待できないことがあります。
特に木が休眠状態の時には、凍傷などの被害は生じにくいのですが、根が活動して樹液の流れが多くなるほど低温障害(凍傷)が生じやすくなる訳で、開花を始めた株の管理には注意が必要です。
具体的には、庭植えのものでは霜除けと防風になりますが、ビニールなどで密閉すると、日中の気温の上昇と夜間の冷え込みの差が大きくなり、かえって木を衰弱させてしまいます。
そこで、コモのような通気性の良いものが安全です。
芽(蕾)が動き始めるというのは、樹液が流れ始めている証拠ですから、剪定をしていない株は早速済ませておきましょう。遅くなる程、樹液のロスや傷口の損傷を大きくする危険が高まります。
切り口の保護(トップジン)
小枝の剪定では特に処置をする必要はありませんが、中枝以上の枝を切除した場合は、トップジンなどの殺菌剤・保護剤で保護してやりましょう。
徒長枝の剪定
この時季、大きくなった蕾を沢山着けている結果枝と、小さな葉芽を着けている徒長枝は、はっきり見分けられます。
徒長枝については、今年の結果母枝にするものは、必要な長さを決めて、それよりも長い部分は切除します。それ以外のものは基部から切除して採光・通風を良くしてやりましょう。
緑が豊かな環境では、開花が始まると小鳥や虫達が花粉を運んでくれますが、心配な場合には、人工授粉をしておきましょう。
花粉も未熟なものではうまく受精しないことがありますし、多くのウメでは、違う品種の花粉でないと受精し難い性質があります。
しかし、花粉は沢山できるので、授粉用の品種を鉢植えしておくのも一法でしょう。もちろん、近所にウメが植えられておれば有難いのですが。
人工授粉
鉢物の場合などでは、乾いた軟らかい筆先などに花粉をつけて、目的の花(メシベ)につけてやりますが、庭木などでは羽ハタキなどを利用すると能率的です。それと、花粉は複数の品種が混ざっている方が受精率が高まるとも言われます。
花粉も厳しいサバイバルを勝ち抜こうとしているのでしょう。
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