イチゴは、イチゴの品種改良の先進地であり、わが国に伝えてくれたオランダの名を冠して「オランダイチゴ」というのが正式な和名です。家庭園芸では、「宝交早生」という品種が栽培しやすく人気がありますが、今回は「女峰」という品種のイチゴです。写真は「石垣イチゴ」をまねて、昨年の10月に南向きに作ったミニ段々畑です。
※石垣いちご(いしがきいちご)とは静岡市の石垣を利用して、栽培されているいちご。
地表面には雑草防止と地温保持、それに病気予防目的で、黒色のポリフィルムを敷いてあります。
イチゴ栽培では、植え付けたあと、一度低温にあわせて “休眠打破” をしなければなりません。低温は0~8℃とされており、露地栽培では11~12月の間に自然に行われているものですが、今回のイチゴも冬の休眠から目を覚まし、今を迎えました。かわいい花がちらほらと咲き始めています。
さて、イチゴは果物の少ない5月に収穫できるのが大きな魅力ですが、今回は、全くの露地栽培の状態のものと、ビニール被覆をして少し早く収穫できる半促成栽培の状態のものを作り、収穫期の幅を広げてみることにしました。
さあ、やってみましょう!
1)まずは、傷んだ葉や枯葉、雑草 、不要なランナー を取り除きます。
すべて取り除いてあげます。
2)バランスよく支柱を立てます。
3)ビニールシートをかぶせれば、完成♪
ビニール被覆をすることは不自然なようですが、大敵である「灰色カビ病」の予防にも効果的です。というのは、「灰色カビ病」は開花したのち、雨で被害が大きくなるのですが、それを防ぐのに役立つからです。もちろん病気予防は清潔が肝心なので、雑草や枯葉などはしっかり取り除いておきましょう。
ビニール被覆をするにあたっての注意点は、被覆内の温度と湿度管理です。密閉状態のままですと、暖かい晴天の日中は高温になり、夜間は外気近くまで冷え込むことになり、温度較差が大きくなって株の衰弱を引き起こします。今回は20℃±5℃を一つの目安として、日中はビニールシートを開けておき、日差しが弱まったら閉じてやるようにします。それによって湿度も低くなり、病気の発生も抑制されるはずです。
また、イチゴは受粉しないと結実しない、ということがあります。しかし、人工的な受粉は面倒ですし、これからは昆虫の活動も盛んになるので、花がよく見えるようにしておき、昆虫に花粉を運んでもらうようしておきましょう。 果実を養い、株が繁るためには同化作用を盛んにさせなければなりません。そのためには日光を充分取り入れること、炭酸ガスを確保してやることも大切ですから換気はとても重要な作業となります。
1年を通して、いつも何かの果物が収穫できるような栽培計画が素敵ですね♪
プチクラフト
小さな刃先が、細かな芽摘み作業等に最適です。柄はソフトグリップで手の負担が少なく、長時間の使用でも疲れにくくなっています。
アルスヌーボーロングアーム
グリップと刃の間が長いので、花ガラ摘みなどの草花の手入れに便利です。
アルスヌーボー ロングアーム 380
クラフトチョキシリーズ
園芸だけでなく、工作・料理・医療・・・など、様々な用途に活躍する、多用途鋏の逸品です。グリップもブラック以外にピンク、イエロー、グリーン、バイオレット、ホワイトと全6色のバリエ―ション。暮らしの中で、あるいは、ホビ―やカルチャ―を楽しむひと時に、便利に、そして、おしゃれにお使いいただける鋏です。
詳しくはこちら
クラフトチョキブラック 330H-BK
アルスヌーボー
アルスヌ―ボ―は、使う場所、使う用途を選ぶことなくオ―ルマイティ。スリム&スマ―トなデザインながら、大きなグリップで、堅いものも抵抗なくしっかりとカット。もちろん、紙・布などの柔らかいものもよく切れます。