小さな庭でブドウ栽培を試みています。二本の主枝の一つをパーゴラ用に、もう一つを生垣風に仕立てているものです。
“樹液は上に向かって流れる”ということを考えれば当然のことですが、縦に伸ばした主枝(パーゴラ用)から発生した新梢は旺盛な生育を示し、水平に誘引された主枝(生垣用)からの新梢の生育はかなり劣っています。
さらに細かく見ますと、二つの主枝とも先端部に近いところから発生した新梢ほど元気なようです。全体として生長はあまり旺盛ではありませんが、あまり繁ると困るのでこれで良しとします。
残念なのは、せっかく開花してくれたのに結実したのは少数だったことです。きっと実をつけるにはまだ若かったからでしょう。当然、果房は写真のように乱れており、お店に並んでいる「ブドウ」とはまるで違う状態です。
しかし、家庭園芸のおもしろさはここにあります。姿は悪いのですが一粒一粒は間違いなく「藤稔」という品種の果実なのです。
できればこのまま放任して、自然な状態で育てた方が、ブドウもうれしいでしょうし、美味しい果実に育つのでしょうが、病害虫の被害が心配なのでやはり袋がけをしておきます。(作業をしてくれているのは、『プロの園芸作業』公認アシスタントの赤シャツさんです(^^))
一方、樹形としては仕上げの段階です。当初の構想にしたがって、パーゴラと生垣のスクリーンを作り出すのですが、問題は新梢をどこまで伸ばすかということです。放任すると、秋まで伸び続けることでしょう。それでは、我が家の庭は大混乱となります。他の植物のことも考えて、伸びを止めなくてはなりません。そこで問題になるのは、果房の発育に必要な葉をどれほど確保しておくか、ということです。
ブドウにすれば葉の数が多いほどうれしいのでしょうが、一つの新梢に一つの果房をつけるとした場合、「20枚以上」ということと、新梢の長さで言えば2メートル以上が目安になるようです。そこで、写真のように新梢の先端を摘心しておきます。
もちろん理想的(専門的)な栽培であれば、まだ若年の株ですから、今年は来年の結果母枝作りに専念すべきで、今年の果実の収穫は後回しにするところでしょうが、小さくても良いから今年収穫したい、というこちらのわがままを通した話です。
しかし、これでこのブドウは我が家で「緑陰」「生垣」という大役を果たし、大手を振って来年以降もしっかりと座を得ることができました。
なお、ブドウは放任しておくと蔓(つる)が広がるのと、その割には結実が見られないので、この冬には剪定(切り戻し)をする予定です。
4月から続いてきたブドウシリーズのレポートを見直すと、生長の様子がよくわかります。収穫の日がますます楽しみになります。
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