プランターでOK！ 自家製ニンニクの育て方
料理の風味付けや味のアクセントに大活躍のニンニク。いい香りが食欲をそそりますね。実は、ニンニクはプランターで育てることができます。「あの独特の匂いがしない？」と心配になるかもしれませんが、栽培中に匂いがすることはありません。今回はニンニクをベランダで栽培する方法を、ガーデニング研究家・畑明宏（はたあきひろ）さんによるイラスト解説でお届けします。
▼前回の記事「ミニ玉ねぎ（ペコロス）の育て方と苗選びのポイント」
野菜・くだもの・エディブルフラワー(食べられるお花)・ハーブなどを彩りよく植えた、”見る”と“食べる”が楽しめるお庭のこと。この連載ではベランダで無理なくできるビギナー向けキッチンガーデンのアイディアをたくさん紹介していきます！
《目次》
１．ニンニクについて
今回は、ニンニクの育て方をご紹介します。
ニンニクか～！ 食べるのは大好きやけど、育ててるあいだ匂いは…？
大丈夫、栽培中に匂いはしません！ ニンニクの匂いは刻んだり潰したりした時に発生するんです。お店で食用ニンニクが陳列されていても匂いはしないでしょう？
確かに！ それならベランダで育てても安心やね！
ニンニクについて
ニンニクは、ヒガンバナ科ネギ属の植物。料理の風味づけや味のアクセントに使われますね。香り成分の「アリシン」に強い殺菌作用があり、スタミナ補給や疲労回復に役立ちます。
10月下旬～11月に種ニンニク（球根）を植え付けて、翌年の6月頃に収穫できます。病害虫も少なく、実はプランターでも育てやすいんですよ。のんびりゆったり、観察しながら育てるのにオススメです！
◎自家製ニンニクを育てるおおまかな流れ
・種ニンニクを購入する
・種ニンニクを植え付ける準備をする
・種ニンニクを植え付ける
・水やりをする
・追肥をする
・収穫
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植付け用の種ニンニクを用意しよう
ニンニクは球根から育てます。栽培用の「種ニンニク」「種球（たねきゅう）」などと呼ばれているものを探してみましょう。また、種ニンニクが見つからなかったら、スーパーで食材として売られているニンニクを購入して種ニンニクとして使うこともできますよ！
料理で余ったニンニクで試してみてもいいかも…？！
自家製ニンニクの育て方
種ニンニクは、11月上旬までを目安に植え付けましょう。日あたりの良い環境を好むので、明るい場所に置いてあげてください。※寒い地域は10月中に植え付けましょう。
✍準備するもの
・種ニンニク
・プランター・・・深さ15㎝以上あればＯＫ
・鉢底石（赤玉土の大粒でも可）
・園芸土（肥料入り）
・粉状の発酵油粕（はっこうあぶらかす）
・園芸用具（グローブ・収穫はさみなど）
✍種ニンニクの準備
まずは、用意した種ニンニクを、 皮つきのまま1片ずつバラバラにします。
✍プランターの準備
続いて、プランターの底が隠れるくらい鉢底石を入れます。次に9分目まで園芸用土を入れましょう。土が湿っていない場合は十分湿らせてください。
✍種ニンニクを植え付ける
プランターの準備ができたら、10㎝間隔で植え付けます。深さ5～6㎝の穴をあけ、ひとつの穴に１片の種ニンニクを、尖った方を上にして入れ、覆土（ふくど）します。その後やさしく水をやりましょう。
✍水のやり方
地表面が乾いたら、たっぷりと水をやりましょう。プランターの底から流れるくらいが目安です。鉢底にレンガなどを敷くと風通しがよくなりますよ。
✍肥料（追肥）のやり方
3週間に1回、粉末の醗酵油粕を、苗と苗の間に線状に撒きます。4月以降は追肥は不要です。地表面が乾いたら、たっぷり水やりします。
✍ニンニクの芽かき
春になると茎が伸びてきます。茎を伸ばすのにエネルギーがとられてしまわないように、葉の先端の茎が伸びたら切り取ってしまいましょう。
おすすめのハサミはこちら！
✍ニンニクの収穫
6月頃になると葉が枯れてきます。3分の2ほど枯れたら収穫しましょう。葉とニンニクはハサミでカットしてください。
ニンニクの収穫には【Gクラシック】ファミリーデラックスがオススメです！
刃物のソムリエ・アルスケのオススメ道具
「こんにちは。刃物ソムリエの、アルスケです。今回の作業にオススメの刃物をご紹介します。」
《ニンニクの「芽かき」にオススメ・クラフトチョキ》
クラフトチョキは、ニンニクの芽かき作業のほか、ビニール製品のカット、植物の茎のカットにとても向いています。刃先がシャキッと切れ、軽く、握りやすいのが特徴です！
カラーも豊富にご用意しています！
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左からEG-330H-W（＝FW-330H-W）、 FW-330H-P、 FW-330H-Y、 FW-330H-V、 FW-330H-G、 KG-330H-BK
全長 160mm／刃長 40mm／質量 50g
●高炭素刃物鋼 ●ハードクローム仕上げ ●ソフトグリップ ●刃カバー付
《ニンニクの収穫作業にオススメ・【Gクラシック】ファミリーデラックス》
ニンニクは土から引き抜いた後、茎部分と根を切り落とします。その作業には刃のしっかりした 【Gクラシック】ファミリーデラックスがオススメ。握力の弱い女性でもラクに切ることができ、切り口はスパッとなめらかです。
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全長 190mm／刃長 42mm／質量 135g
●高炭素刃物鋼 ●ハードクローム仕上げ ●安全ストッパー付 ●刃カバー付
今回のおさらいと次回の予告
今回は、自家製ニンニクの育て方をお届けしました。
ニンニクはお料理に入れるのはもちろん、シンプルに焼くだけでも美味しいですね。ぜひ自家製ニンニクで、様々な味を楽しみましょう！
収穫が楽しみです！
次回は「バケツ稲の育て方 ～稲刈り＆脱穀～」をお届けします。お楽しみに。
▷次回【 バケツ稲の育て方 ～稲刈り＆脱穀～ 】につづく
ここまでお読みいただきありがとうございます。
もう10月も終わりに差し掛かり、寒さを感じることが増えてきました。季節の変わり目、体調に気を付けて家庭菜園やガーデニングを楽しみましょう！
アルスケ、小カブの間引き菜で「菜めし」を作りました！
Instagramにてキッチンガーデンの模様をお届け中です。ぜひご覧ください！
▽「ラディッシュ（二十日大根）と小カブをベランダで育てよう」の記事はこちら
それでは、次回をお楽しみに！
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◎ガーデニングにおススメ｜Gクラシックシリーズ
上品な深いグリーンの持ち手で統一された、ガーデニング向け《Gクラシック》シリーズ。ご家庭での園芸作業に便利な刃物が揃っています。お求めは全国のホームセンター・金物店・園芸用品店や各インターネットショップで。
＼ はたさんとアルスケのチョキチョキライフ ／
大阪堺の刃物メーカー・アルスコーポレーションのマスコット、赤いワニの「アルスケ」と、ガーデニング研究家のはたさん(畑明宏さん)がお届けする『はたさんとアルスケのチョキチョキライフ』。2020年はとある住宅街のマンションに暮らす「花坂さん一家」がアルスケとはたさんとの出会いをきっかけに、ベランダで“キッチンガーデン”に取り組む様子を描きます。
