レタスの基本の育て方(鉢・プランター)

こんにちは。アルス公式園芸刃物ショップのアルスケです!
9月・10月は秋冬野菜の植え付けシーズン。秋冬野菜で特に育てやすいのが、たくさん収穫出来て、病害虫がつきにくいレタスの仲間です。
今回は、そんなレタスを鉢やプランターで育てる方法を、ガーデニング研究家・樹木医の畑明宏(はたあきひろ) さんの解説でご紹介します!
1.畑さんに教わる育て方のコツ
2.レタスについて
3.レタスのおすすめ品種
4.レタスの育て方
4-1.準備するもの
4-2.苗の植付け
4-3.水や肥料の与え方
4-4.寒さや病害虫の対策
4-5.収穫
5.アルスケのオススメはさみ紹介
6.講師プロフィール
畑さんに教わる育て方のコツ


レタスについて
レタスは地中海沿岸、西アジア原産のキク科の仲間です。
蚊取り線香の成分として「除虫菊」が使われるように、虫が嫌う成分が含まれているためかキク科は比較的害虫に悩まされにくいのが特長です。
タネからも育てられますが、初心者の方は苗から育てるのがオススメです。
●栽培環境
栽培適温は15~20℃で、高温を嫌う性質があります。真夏と真冬以外の季節で栽培できるので、春に植え付けて夏収穫、秋に植え付けて冬収穫が可能です。
●植え付けの時期
植え付けの時期は、春は3〜4月、秋は9〜10月が目安です。
●収穫までの期間
収穫開始は植え付けから2~3週間後です。花芽がつくまで何回も収穫できます。
●栽培カレンダー

※上記は温暖地(年平均気温が12~15℃の地域)の目安です。
レタスのおすすめ品種
レタスには、ボールのように結球するいわゆる玉レタスと非結球タイプのリーフレタスがあります。
玉レタスは葉の中が蒸れやすく、ナメクジなどの虫が隠れやすい環境になってしまうので、虫が苦手な人や初心者が育てるのにあまりオススメではありません。
一方、リーフレタスは蒸れにくいので虫害が少なく、植え付けてから2~3週間とすぐに収穫できてオススメです。また、こまめに収穫することで、数カ月の間何度も収穫を楽しむことができます。
レタスのおすすめ品種
●サニーレタス

リーフレタスの中でも紅色がかかった葉をしているものを、日本ではサニーレタスと呼んでいます。葉の端がちりめん状になっているのも特徴です。
●グリーンリーフ、フリルレタス

サニーレタスが赤みが掛かっているのに対し、グリーンリーフやフリルレタスは緑色をしています。フリルレタスは苦みが強くないのでサンドイッチやサラダに適しており、グリーンリーフはやや苦みがあるので炒め物などにするのが向いています。
●サンチュ(チシャ)

焼き肉を包む時に活躍するサンチュ。別名チマサンチュと呼ばれ、韓国語で味噌を包むという意味です。葉はややほろ苦く、焼き肉のタレによく合います。
レタスの育て方
それでは、レタスの育て方を見ていきましょう。
✍準備するもの
・リーフレタスの苗
・プランターや鉢・・・5~6号鉢(1苗の場合)
・鉢底石(赤玉土の大粒でも可)
・園芸土(肥料入り)
・発酵油粕
・バーク堆肥
・園芸用具(グローブ・はさみなど)
✍苗の植付け
鉢の底が隠れるくらいに鉢底石を敷き詰め、鉢の9分目くらいまで土を入れます。植え穴をあけ、水を鉢底から流れ出るまでしっかり与えます。そうすることで土の中に水の通り道ができ、レタスの根が張りやすくなります。
続いて、ポットから苗を取り出します。その際、根鉢(ねばち/ポット苗の中で根と土が一体になった状態)を崩さないように注意してください。
植え穴の周りの土を苗に寄せて、押し込むように植え付けます。しっかりギュッと押し込むことでレタス苗の根鉢と土がなじみ、根が張りやすくなります。

植え付けた後、発酵油かすの固形タイプを少し埋めるように土に入れ込んでください。
最後にバーク堆肥を地表面が見えないくらい被せます(これをバークマルチといいます)。その際、図のように、苗の周りに少し隙間を作るようにしましょう。バーク堆肥を根元まで敷き詰めると、葉を食べる虫などが隠れやすくなってしまいます。


最後に、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。勢いよくあげすぎると土がえぐれてしまうので、優しく上からかけてあげましょう。
✍水や肥料の与え方
地表面が乾いたら、たっぷりと水をやりましょう。プランターの底から流れるくらいが目安です。
収穫がはじまったら、毎回の収穫時に発酵油かすとバーク堆肥を追肥してください。
✍寒さや病害虫の対策
リーフレタスは病気に強く、害虫もつきにくい野菜です。
寒さにも強いですが、霜が降ったり気温が0度を下回ると葉が痛みます。朝晩はプランターごと玄関などに入れるのがお勧めです。日中はしっかり日にあてるようにしましょう。
なお、夜間に玄関などに入れる場合は照明の当たる所は避けてください。レタスは夜に光を浴びると「春が来て日が長くなった」と勘違いして花を咲かせようとしてしまいます。花が咲くと栄養分が花に流れてしまい、葉の部分(=レタスの可食部)に栄養が行き渡らず味が落ちてしまいます。
✍収穫
収穫開始は植え付けてか2~3週間後です。
下図のように、外葉から1枚ずつ剝がすように収穫してください。すべて収穫せず、葉を3~4枚残すとそこから再び育ってきます。
収穫するたびに発酵油かすの追肥とバークマルチをしてください。徐々に茎が伸びてきますが、花芽がつくまでは何回も収穫し続けられます。

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\講師プロフィール/

畑 明宏(はたあきひろ)
1967年生。兵庫県西宮市出身。ガーデニング研究家、樹木医。2014年に独立後、奈良市で土壁と木の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜を自らつくる。現在はNHKテレビ『ぐるっと関西おひるまえ』にも講師として出演中。著書に「コップひとつからはじめる自給自足の野菜づくり百科」、「ペットボトルからはじめる水耕栽培とプランター菜園」など。
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