ジャガイモを苗から育てよう!~ジャガイモの育苗~

こんにちは。アルスコーポレーションのアルスケです!
ホクホクして美味しいジャガイモ。お料理に欠かせない食材ですね。そんなジャガイモは比較的育てやすいとされ、家庭菜園でも人気の野菜です。
しかし、一方で「植え付けた後に寒さが戻ってしまい、土中で種イモを腐らせてしまった…」という声もよく聞かれます。
今回は、そんなジャガイモを、より失敗が少なく済むよう苗から育てる方法を、ガーデニング研究家・樹木医の畑明宏(はたあきひろ) さんの解説でご紹介します。
1.畑さんに教わる育て方のコツ
2.ジャガイモについて
3.ジャガイモのおすすめ品種
4.ジャガイモ苗の育て方
4-1.準備するもの
4-2.種イモの育苗方法
4-3.水や肥料の与え方
4-4.寒さや病害虫の対策
4-5.ジャガイモ苗の定植
5.アルスケのオススメはさみ紹介
6.講師プロフィール
畑さんに教わる育て方のコツ


ジャガイモについて
ジャガイモは南米のアンデス山脈原産で、ナス科の仲間です。
ナス科にはトマトやピーマンなど人気の野菜も多い一方で、連作を嫌い、病害虫にも比較的弱い特徴があります。
タネではなく「種イモ」から育てるのが一般的で、初心者の方でも育てやすい野菜のひとつです。
●栽培環境
栽培適温は15〜20℃で、涼しい気候を好み、高温多湿を嫌います。風通しがよく、日当たりの良い場所で栽培しましょう。
●植え付けの時期
種イモの植え付け時期は、暖地では2月下旬~3月中旬、一般地では3月~4月上旬が目安です。
●収穫までの期間
収穫は、植え付けから約3ヶ月後(90〜100日)です。茎葉が黄色く枯れ始めた頃が収穫のサインです。
ジャガイモのおすすめ品種
ジャガイモにはさまざまな品種がありますが、初心者にはホクホクとした食感で育てやすい「男爵」や、成長が早く甘みが強い「キタアカリ」がオススメです。
煮崩れしにくくカレーや煮物に向いている「メークイン」や、甘みが濃厚で栗のような味わいが特徴の「インカのめざめ」など個性豊かな品種もありますが、病害虫への抵抗性や収穫量がやや安定しにくいため、育てやすい品種からチャレンジするのが良いでしょう。
ジャガイモの代表的な品種
●男爵(だんしゃく)
日本で最もポピュラーで、家庭菜園でも育てやすい定番品種。ホクホクとした食感で、ポテトサラダやコロッケなどに最適です。
●キタアカリ
「栗じゃが」と呼ばれるほど甘味があり、ホクホクとした食感。加熱すると鮮やかな黄色で見た目もきれいです。成長が早めで収穫時期がやや早く、初心者にも栽培しやすいです。
●メークイン
細長い形で、煮崩れしにくく、カレーや煮物に向く品種。なめらかでクリーミーな食感が楽しめます。水はけのよい場所で栽培するのがポイント。病害虫への抵抗性や収量が安定しにくいため、やや栽培難易度は高めです。
●インカのめざめ
鮮やかな濃黄色で小ぶりなイモ。栗のような濃厚な甘み。茹でたり蒸したりシンプルな調理でおいしさを味わえます。小粒で収穫量が少なめ。やや栽培難易度は高めです。
ジャガイモ苗の育て方
それでは、ジャガイモ苗の育て方(育苗の手順)を見ていきましょう。
✍準備するもの
・種イモ
・育苗トレー
・ビニールポット
・園芸土(肥料入り)
・マルチ用透明ビニール袋 ※大き目のゴミ袋でOK。半透明不可。
・園芸用具(グローブ・はさみなど)

✍ジャガイモの育苗方法

育苗トレーにビニールポットを並べる(会社備品を再利用したので汚れています…)
育苗トレーにビニールポットを並べ、ポットの半分ほどまで土を入れます。すべてのポットに入れたら、土を平らにならすため、育苗トレーをトントンと軽く地面にぶつけてください。

芽を上にして、種イモを置きます。必ず芽を上にするよう注意してください。


ジャガイモに優しくサラサラと土を被せてください。ポットの縁ギリギリくらいまでが目安です。

最後に、ポットの穴から水が流れ出すまでたっぷり水をやります。勢いよくあげすぎると土がえぐれてしまうので、優しく上からかけてあげましょう。

ポットから流れるくらいが水やりの目安です。
✍水や肥料の与え方
外置きの場合、水やりは不要です。
※芽が出てから、よほど乾燥している場合は水やりをしてください。
✍寒さや病害虫の対策
育苗に適した気温は15〜20℃なので、気温がそれを下回る場合は 、透明なビニール袋(大き目のゴミ袋で可)で育苗トレーごと覆いましょう。その際、片方は完全に閉めず、空気の通り道を残してください。
※ビニール袋は日光が届きやすいよう、透明なものを使用してください。

✍ジャガイモ苗の定植
種イモを植えてから一ヶ月程度で芽が土から出て、葉が生えてきます。高さが大体10センチくらいになったら定植しましょう。
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\講師プロフィール/

畑 明宏(はたあきひろ)
1967年生。兵庫県西宮市出身。ガーデニング研究家、樹木医。2014年に独立後、奈良市で土壁と木の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜を自らつくる。現在はNHKテレビ『ぐるっと関西おひるまえ』にも講師として出演中。著書に「コップひとつからはじめる自給自足の野菜づくり百科」、「ペットボトルからはじめる水耕栽培とプランター菜園」など。
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